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生き物としての家

木の家は、生き物としてとらえる理由として、木には最適な湿度を保つ調湿機能がそなわっていることがあげられます。
木は呼吸することで湿度を吸収し、反対に周りの空気が乾燥してくると水分を放出してくれます。この調湿機能は、柱1本でビール瓶7本分もの水分を吸放出してしまうほど高性能なのです。

一方、人間はそこにいるだけで多くの水分を発散しています。家の中で考えると、洗濯や風呂、炊事など生活の中からも水分が放出されています。4人家族の場合、1日に約6リットルの水分が放出されており、家の中は湿気がいっぱいということになります。この湿気をいかに外に出すかが、家づくりの重大な課題なのです。人が生活する家では、壁が湿気を吸い、木材に適度なうるおいを与え、余分な湿気を家の外に排出することが必要と考えたのです。また、排出するのは湿気ばかりでなく、こもりやすい臭いや有害な化学物質もいっしょに放出してしまうことができればと考えました。

そこで、WB工法では壁材に透湿材を採用すること。また、部屋の壁と断熱材の間に通気層を設けることがポイントになったのです。これによって、室内で発生した余分な湿気は壁を通し、通気層へ排出され、家の外へ抜けていくという構造【息をする家】が出来上がったのです。つまり家中で、穏やかな換気をしている状態になり、有害な化学物質対策や結露対策にも極めて有効ということが、繰り返し行った実験と研究結果から明らかになったのです。